東大読書
読書は好きなんだけど、内容をすぐに忘れてしまう…
どうすれば本の内容を忘れないでいられるんだろう…
そう感じている人は、この本を読んだ方がいいです。
私は読書をしても内容が記憶に残らず、人に「どんな内容だった?」と聞かれてもうまく説明できないことがよくありました。読んで自己満足してる状態ですね…笑
どうしたら内容を頭に残すことができるんだろうと悩んでいた時、出会ったのがこの本。
著者は現役東大生ですが、高校の頃は偏差値35の落ちこぼれだったそう。でも、この本に書いている内容を実践したことで記憶に定着しやすくなり、成績もどんどん向上していき、東大に見事合格。自身が実践した読書方法を本書で紹介しています。
内容
読書において、東大生と一般の人の一番の違いは、能動的に読んでいるかどうかということ。東大生は、ただ字を追って読むということはしません。本と対話するように読んでいるんです。
どういうことかというと、読みながら疑問に思うことを自分で考えて、その答えを本の中で探したり、他の本やネットから情報を得て、内容を自分のものにしていくのです。例えていうなら、記者になったつもりで読んでいるという状態です。本に対して質問しながら、内容をよく理解する。そして、本から得た情報をどこかでアウトプットすることを前提に読んでいるから記憶に定着するんです。
本をただ読むだけでは、使える知識が身につかないことを東大生は知っています。人に話せる・議論できるレベルになってこそ、本当に本の内容を理解したと言えるのです。
感想
能動的に考えたときの方が、知識が定着しているというのはなんとなく分かっていましたが、読書は完全に受動的な行為だと思っていたので、能動的に読むというのを知って驚きがありました。
現在、この本を読んで学んだことを実践生して2ヶ月ほど経ちますが、これまでとは知識の定着がまったく違います。内容を人に話すことができるようになりました。
以前よりも自分の頭で考えて本を読めるようになったからだと思います。
第1感
今日紹介するのは、マルコム・グラッドウェル著の「第1感」です。
みなさん、瞬時の判断で直感的にこれが正しい分かった経験ありませんか。なぜ正しいか理由は説明できないけれど、直感的になんとなく分かる感覚です。
例えば、詳しい説明や状況を聞く前に、あの夫婦は長続きしなさそうとか、この取引は自分にとって不利だと直感的に感じる感覚です。
よく考えていないのに、瞬時に正しい状況判断ができることを著者は「第1感」と表現し、なぜそのような現象が起こるのか事例を踏まえて分かりやすく説明してくれています。
なぜ直感で正しい判断ができるのか?
人は一瞬の状況を輪切りにして、判断に必要な情報のみを無意識に切り取ることによって瞬時の判断を行うことができるということです。
例えば、人の機嫌の良し悪しを判断するのに微妙な表情の変化を読みとっています。
つまり、細かい表情の変化を輪切りにし、機嫌に直結する部分のみに集中して判断を行なっているのです。優れた判断には情報の節約が欠かせません。
この直感は、リハーサルとルール、訓練によって精度を高めることが可能です。
しかし、この判断がうまくできなくなる時があります。
それは、環境(外界)の影響を強く受けている時、興奮しすぎている時です。自分がこの状態になっていないか、客観的に判断できるようにしておくことが判断を間違えないためには重要です。
「第1感」をどう使い分ければよいのか?
直感的に判断して得する時と損する時があることを知った上で使い分ける必要があります。
例えば、セールスマンの場合。客の求めているものや心理状態を瞬時に判断することは売り上げに直結するので、直感での判断が得をする場面です。逆に、客を性別や年齢、服装などの見た目で判断することは、色々な人に売れる可能性を狭めてしまうため損をする場面です。この場合、外見についての直感はオフにし、熟考した方が良いでしょう。
この「第1感」のメカニズムを理解して生活することで、より正しい判断ができるようになるのではないでしょうか。
ビジネスの限界はアートで超えろ
私は絵とか全然興味ありませんでしたが、世の中の成功している人はアートに精通していることに最近気づいて、たまに美術館に行ったりしています(どう鑑賞したらいいのかよく分かっていませんが。。。)。アートとビジネスって何か関係があるのかな?と疑問に思って読んだのがこの一冊です。
ずばり!アートとビジネスはどう関係しているのか?
アートは自分の中の思考を表現し、ゼロからイチを生み出す行為です。
アートは直感や感性に任せて生まれるものだと思われがちですが、そこにはしっかりとした基礎があります。自分がこれまで積み上げてきた経験や技法、世の中から得ている情報をベースに自分の感性を融合させ、作品を作り上げて行っているんです。
ビジネスで新しい価値を生み出す時も同じ思考過程で考えることができます。良質なインプット(アートでいう基礎)を行い、そこに自分なりの解釈を融合させ、新たな物を生み出しています。
基礎と感性を融合させることで新たな価値、イノベーションを創出するという点においてアートはビジネスと共通しているんです。
でも、仕事って新しい価値を創造するばっかりじゃないですよね?顧客の課題を解決する仕事がほとんどだと思います。これはアート思考ではなく、デザイン思考です。
デザイン思考は何かというと。。。
テーマに合わせて、自分の中にストックしてある知識や情報を引っ張り出し、組み合わせて制作することです。
仕事で言うと、顧客のニーズを満たすために情報収集を行い、解決策を提案することです。この思考も仕事では重要ですよね。
基礎が大事
アートで最も基礎はデッサンになります。俯瞰と主観を繰り返して作り上げていくプロセスで、図形的に物事を考える論理的思考力が最も重要です。アート思考とはこの基礎と感性の両輪をまわしていくことで生み出されるものであり、ビジネスでも同じことが言えます。
要するに、自由に表現するには基礎が重要で、日頃から良質なインプットを意識して行うことで新たな発想を生み出す感性が磨かれるということです。
絵画を鑑賞するというのは、ビジネスで使えるアート思考を高められる行為だから、世の中の成功している人はアートを大事にしているんですね。
私ももっと絵と触れる機会(描いたり鑑賞したり)を増やして感性を磨きたいと思います。
「アウトプット大全」
この本を読んで、今日からブログを書くことにしました!
どういうことかというと、、、
私はビジネス書を中心に本を読むんですが、本の内容を驚くほど覚えてません。そこで出会ったのがこの本!!
記憶に定着させるためにはインプットよりもアウトプットすることが大切で、その割合は3:7が理想的とのこと。
私はと言うと、これまでアウトプットなんかしたことないです。本は読んだら終わり。
この本と出会うまでは感想書いたりとかしたことありませんでした。でもこの本を読んでアウトプットすることの重要性に気づき、ブログで感想を書いていこうと決心した次第です。
では、なぜアウトプットが重要なのか?
理由1. アウトプットを前提に学ぶので集中して読める
大学の授業なんかで、終わりに小テストがあると集中して授業聞きますよね。それと同じでアウトプット前提にしていると集中して本が読めます。
理由2. 人に伝えることで知識が定着する
私は本を読んだあとってなんとなく賢くなった気分になるんですが、内容を聞かれるとうまく説明できません。でもこの説明が重要で、内容がしっかりできてないと人にうまく伝えられないんです。人に伝えること前提に読むと、ただの読むからそこに思考が加わり、読書が受動的行為から能動的行為に変わるんです。こうすると知識は定着していきます。
理由3. 復習することで記憶が定着する。
また、人に話すことで内容の復習にもなるので記憶の定着はより良くなります。私は人に話す代わりに、このブログを通してアウトプットしていこうと思ってます。
これまで常に受動的に、自分からはあまり発信せず、目立たないように人と足並み揃えてきた自分ですが、これからの時代それではいけないと感じています。
自分を変えるために、まずは少しでも良いから情報発信を!そういう気持ちにさせてくれた一冊でした。
今後、少なくとも週1回はこのブログに読書感想を書いていきたいと思います。