ビジネスの限界はアートで超えろ

 

私は絵とか全然興味ありませんでしたが、世の中の成功している人はアートに精通していることに最近気づいて、たまに美術館に行ったりしています(どう鑑賞したらいいのかよく分かっていませんが。。。)。アートとビジネスって何か関係があるのかな?と疑問に思って読んだのがこの一冊です。

 

ずばり!アートとビジネスはどう関係しているのか?

アートは自分の中の思考を表現し、ゼロからイチを生み出す行為です。

アートは直感や感性に任せて生まれるものだと思われがちですが、そこにはしっかりとした基礎があります。自分がこれまで積み上げてきた経験や技法、世の中から得ている情報をベースに自分の感性を融合させ、作品を作り上げて行っているんです。

ビジネスで新しい価値を生み出す時も同じ思考過程で考えることができます。良質なインプット(アートでいう基礎)を行い、そこに自分なりの解釈を融合させ、新たな物を生み出しています。

基礎と感性を融合させることで新たな価値、イノベーションを創出するという点においてアートはビジネスと共通しているんです。

でも、仕事って新しい価値を創造するばっかりじゃないですよね?顧客の課題を解決する仕事がほとんどだと思います。これはアート思考ではなく、デザイン思考です。

デザイン思考は何かというと。。。

テーマに合わせて、自分の中にストックしてある知識や情報を引っ張り出し、組み合わせて制作することです。

仕事で言うと、顧客のニーズを満たすために情報収集を行い、解決策を提案することです。この思考も仕事では重要ですよね。

 

基礎が大事

アートで最も基礎はデッサンになります。俯瞰と主観を繰り返して作り上げていくプロセスで、図形的に物事を考える論理的思考力が最も重要です。アート思考とはこの基礎と感性の両輪をまわしていくことで生み出されるものであり、ビジネスでも同じことが言えます。

 

要するに、自由に表現するには基礎が重要で、日頃から良質なインプットを意識して行うことで新たな発想を生み出す感性が磨かれるということです。

絵画を鑑賞するというのは、ビジネスで使えるアート思考を高められる行為だから、世の中の成功している人はアートを大事にしているんですね。

私ももっと絵と触れる機会(描いたり鑑賞したり)を増やして感性を磨きたいと思います。